相続財産が不動産しかないケース(換価分割によるトラブル防止)
相続財産が不動産しかない場合、相続人のうち特定の人がその不動産を相続するか、全員の共有名義で相続することになります。
しかし、特定の相続人だけが相続する場合は不公平感が出る一方で、共有名義で相続する場合は後に売却する際などに全員の同意が必要になり、どちらもトラブルの原因となります。
さらに、共有名義で相続してそのまま放置すると、後々今の相続人の死亡に伴って相続人がさらに増えたときなどにトラブルが生じる可能性があります。
そのため、不動産を売却して現金化し、そのお金を相続人で公平に分配するという方法が、後々のトラブルを防ぐ有効な方法のひとつです。
なお、遺言書の作成などの相続対策をご検討の方は、今のうちに活用していない不動産を売却して現金化して現金で相続人に相続させるということも、ご自身の亡き後に相続人が揉めないようにするための、有効な生前対策といえます。
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この記事の執筆者
- 司法書士法人南海リーガル・行政書士法人南海リーガル 代表 西森淳一
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保有資格 司法書士・行政書士 専門分野 不動産登記・会社登記・相続遺言 経歴 平成25年8月に松山市にて開業以来、「地元愛媛県の皆様のために」の信念のもと、一つ一つの業務に全力で取り組み、数多くの案件に携わってまいりました。
皆様から大切な仕事のご依頼をいただき、終わったあとに「任せてよかった」といった言葉をいただくのは大変うれしいものです。そんな言葉をより多くいただけることを目標に日々の業務に取り組んでいます。どうぞお気軽にご相談ください。
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